Galaxyな彼は、【完】
1時間半ほど家庭教師をしてもらい、暁月さんのリクエスト通り用意していたカレーは大好評だった。
基本いつも光と2人で食事することが多いから、暁月さんがいるだけでリビングが明るくなってすごく楽しかった。
光とも話しが合うみたいだし、よかった。
時間はすでに22時。
家から出て、光と2人並んで暁月さんを送り出す。
「ありがとうございました」
「こちらこそ超美味しい晩御飯ありがとう」
毎日食いたいって笑う暁月さん。
そんなに喜んでもらえたならよかった。
「あんなので良ければ、いつでも」
「またご飯楽しみにしてる」
週に1回、光の受験が終わるまで来てくれることになった。
「うわ、何これ、超かっこいいじゃん!俺が来た時にはなかったのに!」
なんと暁月さんの目に留まったのは、星野家の前に停まる彗の車。
そうだ、彗いるんだった…