Galaxyな彼は、【完】



すると何か違和感を感じる。


がばっと彗から離れて、彗と向き合う。


「…彗!」



「何?」



ああ、ほらやっぱり。

いつもより下がってる目尻、少し赤い耳


「…熱あるでしょ?」


「っ、ちょ、」


彗のおでこに手を当てると、相当な熱さだった。


私の手がひんやりしてて、驚いてる


「ほら、熱いよ」



…どうして自分で気づかないの?


彗はいつも自分の体調不良に気付けなくて、私が気づくことが大半。



「だから、今日やたら寝てたんや」



「私、彗の家行くので、彗の家で一緒におろしてもらえますか?」


まずは私の家に向かってくれている銀さんにそういう。


「大丈夫だから、」



そう反論してくる彗に、



「うるさい。」


ってあの日のやり返しをする。









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