Galaxyな彼は、【完】


「はぁ…もうなんなのよ」


なんで、こんなこと…


目の前には、今日も世界一綺麗な顔が、一定のリズムで寝息を立ててる。



今のは、反則だよ…



「疲れた…」


そういえば今日は、一限から授業で、そのままバイトだったから疲れてるんだった。



それに加えて今の攻撃でしょ…?そりゃ疲れるよ。


今のは、きっと熱でおかしくなった彗の変な行動だ、と自分に言い聞かせる。


寝てしまった彗の頭をそっと枕へ移動させて、私も隣に寝転ぶ。


彗いつもこんな大きいふかふかのダブルベットに1人で寝てるんだ…



2人で寝転んでも充分な広さ。



…なんか力入らなくなってきた。



「ちょっと、だけ、」



ちょっとだけ目を瞑って、すぐ起きるから。



そう思って、目を閉じたのが最後。











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