Galaxyな彼は、【完】
可愛いからいいけどさ…
自分がやったほうが楽だと思うくらい、気が張る。
でもこうやって、私のことを考えて無い時間を割いて、行動してくれることはすごく嬉しい…
なんとかハンバーグをコネ終わったみたい。
一安心していると、
「あっちぃ!」
って大きな声がして、思わず立ち上がる。
「大丈夫?!」
キッチンへ駆け寄るって見ると彗の人差し指が赤くなっていた。
「やけどしてるじゃん!」
「これくらい大丈夫だって」
大袈裟だなぁ〜、なんて呑気に笑う彗。
「大丈夫なわけないでしょ。人気アイドルの手なんだから、大切にしないと」
アイドルが怪我してるなんてダメだよ。
なんでこんなところ火傷しちゃうの。
「貸して。」
彗の指を握って、水を出して流水にあてる。
「大袈裟だって」