Galaxyな彼は、【完】


「へえ、お兄ちゃんいるんだ?」


「うん!海お姉ちゃんと同じ年だよお」


「へぇそうなんだ。」



み、美月ちゃん、それ以上は…



「今からお兄ちゃんのお仕事レポートしにいくの!」


冬休みの宿題なんだー!って天使のような笑顔を向ける。


そんな笑顔にも綻ぶ暇がないくらい、ハラハラしてる私。



「働いてるんです!今日はその付き添いで、!」


これ以上話させまいと、そう答える。


20歳で働いてるって早いね、って笑う暁月さん。



「あのねえ、お兄ちゃんは、」


美月ちゃんの可愛らしい声、その先の言葉は予想できたので、急いで遮る。
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