Galaxyな彼は、【完】



「彗くん帰っちゃうのー?」


「え、ルナ…!?」



彗を追いかけてきたルナさんまで、出てきてさらにパニック



「ちょっと、彗、上着忘れてるって、」



「えぇ…」



彗の上着を渡しに出てきた宙さんも来て、


もう暁月さんはとうとう言葉を失ってしまった。


芋づる式にスター大集合



ああ、もう終わりだ。



「え、何〜?海ちゃんの彼氏さん?」


いつもよりワントーン高い声、こてん、と頭がを可愛く傾けて不適に笑うルナさん。



「ちがっ、」



「海ちゃんも侮れないねぇ。彗っていう幼馴染がいるのに、こんなかっこいい彼氏さんがいるなんて」


私の否定も聞き入れず、そう追い討ちをかけて笑う。


さらっと幼馴染であることも暴露されてしまい、もう俯くことしかできない。
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