カフェラテdeプリンのカサブランカ日記
 11月になると風も寒いというより冷たくなってきます。
あちらこちらで初雪が舞ったニュースも聞くようになります。
道北 道東はもう冬支度ですねえ。
氷点下にまで下がったって聞いても驚きません。
こちら、道南はまだまだです。 まだまだ辛うじてプラスなんです。
 それでもぼくにとってはダウンジャンバーの出番が増えます。 南国育ちですから。
 なんてったって10月でもまだ半袖で十分に動き回れる九州生まれなのです。
取り敢えずふるさとは炭坑で有名な町。 周りを山に囲まれた町。
YouTubeで見ますと、今はソーラーパネルにも囲まれているらしいですけどね。

 そんな町で育ったので11月の北海道はもうもう寒いです。
 部屋ではストーブを手放せません。 目下大活躍中。
特に朝は重要です。 朝風呂派なのでね。
 仕事を始めた最初の頃は夜風呂派でした。
でも何度か溺れて危ない目に遭ったんですよ。 それから意識して朝風呂派に変わりました。
でもねえ、北海道の秋は寒いんです。 とにかくぼくには寒いんです。
それで朝からストーブを点けまして、部屋を暖めてから風呂に入ることにしています。
すっきりして仕事に出発するわけですねえ。

 最初に採用されたのは老人保健施設でした。 始まったばかりのデーサービスでした。
1994年のことです。 まだ若かった。
今から30年も前のことです。 でもよく覚えてますよ。
 最初はね、利用者も少なくて午前中で仕事が終わってしまうんです。
昼からは何もやることが無くて寝てました。 悪い職員ですねえ。
利用者がいきなり増えたのは95年に入ってから。 マッサージの予約も日に30人を越えてきました。
いきなりの激増でしたね。 休憩時間も潰して動き回ってました。
昼食を10分以内に終わらせないと3時までに捌き切れないんです。
デーケアだけでなく、ナイトケアも利用しているおばあちゃんが居るので、その人を後回しにしてまで奔走しましたっけ。
 最初の頃の取り巻き職員は仲のいい人が多かったんですよ。 施設あるあるですね。
だんだんと不仲な職員が増えていくって言うのは、、、。
 気付いたらぼくは独りぼっちでした。 ぼっちでよかったかもしれないな。

 辞職を報告した日、いきなり飲み会に誘われたりもしましたけど、それまで絡みが無かった人たちだから、、、。
最後だけ仲良しな振りをしてもねえ。
< 8 / 64 >

この作品をシェア

pagetop