ずっと、そばにいるよ2
回復
それから3日後、美優の絶食が終了して、今日から食事が再開になる。
最初は重湯というトロミの付いたお湯のような物からだけど、それでも急に食べ物が入って胃痙攣などの症状が現れることがあるので注意が必要。
航也が付き添って様子を見る。
「2人とも、おはよう。美優はこれから食事が始まるからね。その前に美優と華の診察しちゃおうかな」
2人の診察をしていると、看護師が2人の朝食を運んできた。
「鳴海先生いらしたんですね。2人のお食事置いておきます。美優ちゃん今日からだからゆっくりね、先生がいるから大丈夫ね」
「うん」
美優はスプーンですくってゆっくり食べる。
「美優、お腹痛くなったら止めときな」
航也がすかさず言う。
「うん…」
航也は椅子に座って難しい医学書を読みながら、チラチラ美優の様子を見ている。
美優が4口目を食べようとした時、突然美優の手が止まった。
「美優?大丈夫か?」
航也が異変に気付き、呼び掛けたと同時に美優は吐いてしまった。
「まだダメだな…よし、よし、吐いちゃっていいよ」
「オェェ…きもち…わるいよ…」
「つらいよな…吐き気止め持ってきてもらうね」
航也はナースコールで看護師に頼み、美優の背中をさする。
吐き気止めを打ってもらって、落ち着いてきた。
「美優少し横になろ。ちょっとずつ食べれるようになるから大丈夫だぞ」
〜1週間後〜
華は無事に回復して、退院することが決定した。
まだ外来通院は定期的にしていかないといけないこともあるし、受験生ということもあって、華の両親も納得の上、退院を機に華と翔太は同棲を始めることになった。
華の両親から絶大の信頼がある翔太。しかも教師ということもあって、専属の家庭教師が付いているようなもの。こんなVIP待遇な受験生は他にはいないだろう(笑)
美優も少しずつ食事の形状や量をアップさせて食べられるようになった。
胃潰瘍はほぼ完治に近い状態となり、幸い喘息の発作も落ち着いている。
美優が再入院してから良い時も悪い時も色々あったが、退院を考えられる程に回復してきた。
そして、まずは外泊リハビリを3泊4日で始めてみようと航也は考えていた。
最初は重湯というトロミの付いたお湯のような物からだけど、それでも急に食べ物が入って胃痙攣などの症状が現れることがあるので注意が必要。
航也が付き添って様子を見る。
「2人とも、おはよう。美優はこれから食事が始まるからね。その前に美優と華の診察しちゃおうかな」
2人の診察をしていると、看護師が2人の朝食を運んできた。
「鳴海先生いらしたんですね。2人のお食事置いておきます。美優ちゃん今日からだからゆっくりね、先生がいるから大丈夫ね」
「うん」
美優はスプーンですくってゆっくり食べる。
「美優、お腹痛くなったら止めときな」
航也がすかさず言う。
「うん…」
航也は椅子に座って難しい医学書を読みながら、チラチラ美優の様子を見ている。
美優が4口目を食べようとした時、突然美優の手が止まった。
「美優?大丈夫か?」
航也が異変に気付き、呼び掛けたと同時に美優は吐いてしまった。
「まだダメだな…よし、よし、吐いちゃっていいよ」
「オェェ…きもち…わるいよ…」
「つらいよな…吐き気止め持ってきてもらうね」
航也はナースコールで看護師に頼み、美優の背中をさする。
吐き気止めを打ってもらって、落ち着いてきた。
「美優少し横になろ。ちょっとずつ食べれるようになるから大丈夫だぞ」
〜1週間後〜
華は無事に回復して、退院することが決定した。
まだ外来通院は定期的にしていかないといけないこともあるし、受験生ということもあって、華の両親も納得の上、退院を機に華と翔太は同棲を始めることになった。
華の両親から絶大の信頼がある翔太。しかも教師ということもあって、専属の家庭教師が付いているようなもの。こんなVIP待遇な受験生は他にはいないだろう(笑)
美優も少しずつ食事の形状や量をアップさせて食べられるようになった。
胃潰瘍はほぼ完治に近い状態となり、幸い喘息の発作も落ち着いている。
美優が再入院してから良い時も悪い時も色々あったが、退院を考えられる程に回復してきた。
そして、まずは外泊リハビリを3泊4日で始めてみようと航也は考えていた。