夢心地恋
第1話『彼のいない世界』
ーピピピピピッピピピピピッ ピッ
「んぅん、、、朝、、、」
けたたましい音で目が醒める。幸せな夢をみていたはずなのに記憶は朧気で彼の声、顔、名前さえも思い出せなくなる。それと引き換えに視界いっぱいに映る無機質な壁、ハンガーに掛けてある制服。
恋している人間にとっては想い人と朝7時騒音により引き離されたのは何度体験しても憂鬱な時間だ。
中断された私は納得いかずもう一度彼に会いに行こうとした。
すやすやと少しづつ落ちていく意識はなんとも心地よくもう少しで彼に会えると思うとワクワクで止まらない。
その時だった。
「いつまで寝てるの早く起きなさい!朝ごはんもできてるわよ!」
どたどたと階段を駆け上ってきて眠りから強制的に起こす母。
渋々ベッドから起きて制服に着替え朝ごはんを食べる。
「今日雨降るそうだから傘持っていきなさいよ。じゃあ仕事行ってくるから。あんたも早く行きなさい!」
と言い残し忙しなく出掛ける母を見て遅刻しそうになっていることに気がつく。
「やっばい!早く行かないと!」
ドタバタと用意を終わらし少女漫画かのように食パンを咥えながらダッシュする。
『漫画みたいにイケメンとぶつかったり、、?✨』
なんて展開もなく無事教室に着く。
これが私の朝なのだ。
「んぅん、、、朝、、、」
けたたましい音で目が醒める。幸せな夢をみていたはずなのに記憶は朧気で彼の声、顔、名前さえも思い出せなくなる。それと引き換えに視界いっぱいに映る無機質な壁、ハンガーに掛けてある制服。
恋している人間にとっては想い人と朝7時騒音により引き離されたのは何度体験しても憂鬱な時間だ。
中断された私は納得いかずもう一度彼に会いに行こうとした。
すやすやと少しづつ落ちていく意識はなんとも心地よくもう少しで彼に会えると思うとワクワクで止まらない。
その時だった。
「いつまで寝てるの早く起きなさい!朝ごはんもできてるわよ!」
どたどたと階段を駆け上ってきて眠りから強制的に起こす母。
渋々ベッドから起きて制服に着替え朝ごはんを食べる。
「今日雨降るそうだから傘持っていきなさいよ。じゃあ仕事行ってくるから。あんたも早く行きなさい!」
と言い残し忙しなく出掛ける母を見て遅刻しそうになっていることに気がつく。
「やっばい!早く行かないと!」
ドタバタと用意を終わらし少女漫画かのように食パンを咥えながらダッシュする。
『漫画みたいにイケメンとぶつかったり、、?✨』
なんて展開もなく無事教室に着く。
これが私の朝なのだ。