恐怖のギロチン回避! 皇太子との婚約は妹に譲ります〜
39話
天気が良く、外でみんなと食べるご飯は最高だ。カサンドラはいつもより多く食事をとり、眠くなってきた。
「スズさん、チロちゃんのあんこパン、チョコパン最高、お腹いっぱいですわ」
「私も食べましたぁ~お腹いっぱいです」
「わたしもパン作りを手伝ったから嬉しい。お姉ちゃん達のサンドイッチ、すご~く美味しかった」
「あぁチロ、美味かったな。ごちそうさまでした」
「喜んでくださって、嬉しいわ」
まだスライム討伐のクエストが残るなか、まったり日向ぼっこを始めたカサンドラとシュシュ。2人は必死に10匹のスライムを倒していたから、アオは後で、自分がやれば良いと思っていた。
でも、カサンドラは違った。
「ふぅ、シュシュもう少し休んだら、残りのスライムを討伐するわよ!」
「はい、少々大変ですが、スライムの討伐は楽しいです」
「えぇ私もよ。でも、忘れちゃだめよ、アオ君、スズさん、チロちゃんが私たちを守ってくれているから、私達は安心して戦えるの。感謝しなくてわね」
カサンドラは戦いながらも周りを見ていた。そうだ、アオ、スズ、チロちゃんは獣人の耳を生かして、周りに神経を尖らせていた。
他の魔物が現れたら、すぐ戦えるように。
「やった! スライム10匹倒したわ!」
夕方近くまでカサンドラ、2人のクエストはかかった。当然、スライムを追い回りしてクタクタで、気を張っていたアオ達も結構疲れている。
だが、頑張った2人のレベルは1から3まで上がっていた。
「スズさん、チロちゃん遅くまでありがとうございました。アオ君も助かりました」
「みなさん、ありがとうございました……私は当分、討伐クエストはやめときます」
まだ元気なカサンドラとは違い、シュシュは相当疲れたようだ。アオは早く冒険者ギルドで報告を済ませて、別荘に戻らないと真夜中になると急かす。
「早く、ララサの街に戻るぞ! 別荘に帰る時間が遅くなる」
そう言ったアオに。
カサンドラは。
「あら、今日はお泊まりするつもりで、着替えも持ってきましたわ」
「はい、私も持って参りました。アオ君の分もあります」
アオはスッカリ忘れていた……カサンドラが二、三日、冒険に出ると魔女様に言っていた事を。しかし、宿屋を取るには朝のうちに予約をいれないと、冒険者の多いララサの街では宿屋が取れない。
「いやいや、泊まるところどうするだぁ? 今からだと宿屋が取れないぞ!」
「でしたら、アオ君の家に泊まるわ。ララサの街の近くにあるのでしょう?」
「ハァ――⁉︎」
あっけらかんと話すカサンドラに、アオは驚くしかなかった。
「スズさん、チロちゃんのあんこパン、チョコパン最高、お腹いっぱいですわ」
「私も食べましたぁ~お腹いっぱいです」
「わたしもパン作りを手伝ったから嬉しい。お姉ちゃん達のサンドイッチ、すご~く美味しかった」
「あぁチロ、美味かったな。ごちそうさまでした」
「喜んでくださって、嬉しいわ」
まだスライム討伐のクエストが残るなか、まったり日向ぼっこを始めたカサンドラとシュシュ。2人は必死に10匹のスライムを倒していたから、アオは後で、自分がやれば良いと思っていた。
でも、カサンドラは違った。
「ふぅ、シュシュもう少し休んだら、残りのスライムを討伐するわよ!」
「はい、少々大変ですが、スライムの討伐は楽しいです」
「えぇ私もよ。でも、忘れちゃだめよ、アオ君、スズさん、チロちゃんが私たちを守ってくれているから、私達は安心して戦えるの。感謝しなくてわね」
カサンドラは戦いながらも周りを見ていた。そうだ、アオ、スズ、チロちゃんは獣人の耳を生かして、周りに神経を尖らせていた。
他の魔物が現れたら、すぐ戦えるように。
「やった! スライム10匹倒したわ!」
夕方近くまでカサンドラ、2人のクエストはかかった。当然、スライムを追い回りしてクタクタで、気を張っていたアオ達も結構疲れている。
だが、頑張った2人のレベルは1から3まで上がっていた。
「スズさん、チロちゃん遅くまでありがとうございました。アオ君も助かりました」
「みなさん、ありがとうございました……私は当分、討伐クエストはやめときます」
まだ元気なカサンドラとは違い、シュシュは相当疲れたようだ。アオは早く冒険者ギルドで報告を済ませて、別荘に戻らないと真夜中になると急かす。
「早く、ララサの街に戻るぞ! 別荘に帰る時間が遅くなる」
そう言ったアオに。
カサンドラは。
「あら、今日はお泊まりするつもりで、着替えも持ってきましたわ」
「はい、私も持って参りました。アオ君の分もあります」
アオはスッカリ忘れていた……カサンドラが二、三日、冒険に出ると魔女様に言っていた事を。しかし、宿屋を取るには朝のうちに予約をいれないと、冒険者の多いララサの街では宿屋が取れない。
「いやいや、泊まるところどうするだぁ? 今からだと宿屋が取れないぞ!」
「でしたら、アオ君の家に泊まるわ。ララサの街の近くにあるのでしょう?」
「ハァ――⁉︎」
あっけらかんと話すカサンドラに、アオは驚くしかなかった。