【短編】Love Love Love……
「本当の強さは、ともかく。
 あんた達ほど名前があるヤツはな。
 別に、わざわざ、配下につけなくても、いいんだぜ?
 ただ殺るだけでも、十分にハクがつくんだよ。
 誰が、制御装置にバックレられた殺人マシーンを手に入れたがる?
 あんたが俺を拒否った時点で、お前たちは。
 二人揃って、敵なんだぜぇ?」

 男は、笑う。

「それでも、相棒がこれじゃぁなあ。
 音に聞こえし、天下無敵のグリーン・アイズも、今は、たいしたことねぇんじゃね?」

 男は、ひとしきり笑うと、教会に向かって吼えた。


「出て来い、グリーン・アイズ!!
 いつだってあんたを守ってる。
 番犬を殺されたくなかったらなぁ!!!」








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