【短編】Love Love Love……
アフダルの明らかな変化に。
マリーは、悲鳴じみた声をあげた。
「アフダル!
あなたは、もう戦わないって、ウルジュワーンとわたしに誓ったでしょう?」
「そうだっけかなぁ……?
くす……くすくすくす……」
ジャゴッ!
アフダルは、楽しそうに笑うと。
慣れた手つきで、銃の弾倉を開けた。
そして。
弾の数を確認すると、小銃をひょいと、肩に担ぐ。
「ちょっと、悪者退治に出かけてくる。
自分達が『誰』にケンカを売っているのか、教えてあげなくちゃ、ね?
うふふふふ………」
「アフダル……!」
マリーに呼ばれ、扉に手をかけたアフダルは、振り返った。
「大丈夫だよ。
だけど、シスター。
お願いを一つだけ聞いてくれるかな?
……ぼくがグリーン・アイズでいる間は。
誰もぼくを見ないで?
近づかないで?」
氷よりなお。
冷たく輝く緑の瞳を細めて、アフダルは、笑う。
「……でないと、死ぬよ?」
あははははは………!
甲高い狂笑を響かせながら出て行くグリーン・アイズを見送って。
マリーは、震えるスィビャーをぎゅっと抱きしめ、祈った。
声もなく。
……ああ、神さま………
マリーは、悲鳴じみた声をあげた。
「アフダル!
あなたは、もう戦わないって、ウルジュワーンとわたしに誓ったでしょう?」
「そうだっけかなぁ……?
くす……くすくすくす……」
ジャゴッ!
アフダルは、楽しそうに笑うと。
慣れた手つきで、銃の弾倉を開けた。
そして。
弾の数を確認すると、小銃をひょいと、肩に担ぐ。
「ちょっと、悪者退治に出かけてくる。
自分達が『誰』にケンカを売っているのか、教えてあげなくちゃ、ね?
うふふふふ………」
「アフダル……!」
マリーに呼ばれ、扉に手をかけたアフダルは、振り返った。
「大丈夫だよ。
だけど、シスター。
お願いを一つだけ聞いてくれるかな?
……ぼくがグリーン・アイズでいる間は。
誰もぼくを見ないで?
近づかないで?」
氷よりなお。
冷たく輝く緑の瞳を細めて、アフダルは、笑う。
「……でないと、死ぬよ?」
あははははは………!
甲高い狂笑を響かせながら出て行くグリーン・アイズを見送って。
マリーは、震えるスィビャーをぎゅっと抱きしめ、祈った。
声もなく。
……ああ、神さま………