いつどこで誰が何をした
………。
「…ひかる」
柳谷が落ち着いた声で僕の名前を呼ぶ。
柿田が嗚咽しながら花里の髪を撫でている。
渡辺は呆然と僕らを見ている。
「…うん。東坡のところへ行こう」
次々と…僕の仲間が死んでいく。
少しだけ…ムカついてきた。
「…やっぱりあなたは…こんな時でも冷静なのね」
柿田の涙交じりの声。
はぁ…
「まだ言わないとわからない?」
「…いいえ……分かってる…分かってるわよ。そうでなきゃ生き残れないことも…あなたが…ちゃんと誠の死を悲しんでくれていることも」
…ああ、そう。
「…昨日…誠からRINEがあったの」
?
「ひかるくんは…信じる価値のある人だから…ちゃんと仲間を守ってくれる人だからって……仲間割れはもうやめよう、ひかるくんに着いていけば僕らは負けないからって」
…
「私も…そう思えるわ」
柿田が涙で赤い目で僕を見る。
「…着いていくわよ、あなたを信じる。だから…犯人をぶっ殺して!!」
……
「了解」