いつどこで誰が何をした
決して新しいわけでも古いわけでもない高校。
僕の住むこの街は特に目立ったものの何もない普通の街だ。
特徴といえば小さいことだろうか。1日もかからず街を徒歩で回れるほど狭い。
だから高校はここだけ。中学校は隣町にしかないし、小学校も小さいのが一つ。
下手に時代に順応したせいで建物が無駄に生え、新しいお店や遊び場はなかなかできない。
子供にはちょっとつまらない、そんなごく普通の街である。
そんな街に住む僕は何度も言うようだけど至って普通の男子高校生。
最近の悩みは、この誰でもどんなものにでもなれる多種多様な時代に生まれてしまい、将来設計が滞っていること。
やりたいこと…
挑戦してみたいこと…
が、特にないということ。