色彩わるつ。




 四人を見て嘆いた俺は、彼らと別れて、一人一本道を歩いていく。

 今は一人だし、好きな人もいない。

 でも恋愛は、無理にするんじゃなくて、想えたときにしたい。

 相手は誰でもいいわけじゃないんだ、そう思えるようになった。

 空は晴れ渡っていて、自然と心も明るい気持ちに寄る。

 四人とも、上手くいくといいな。

 こう思える俺って、やっぱり心もイケメンじゃね?

 ハハッと笑って、俺はまた一歩を踏み出したのだった。




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