私のお兄ちゃん season1
第一話 私の好きな人
雨宮玲蘭、中学三年生。
市立 春央中学校の生徒会長。
成績優秀で、一、二年生からの信頼も厚い、絵に描いたような優等生の中の優等生。
「あ、来たよ!雨宮先輩だ!」
「超綺麗!目立つよねー。」
「また、学年トップだったんだって。」
「すごーい!私も生徒会入りたかったー!」
「無理無理あんたじゃ票入んないって。」
「煩いなー!」
そんな二年生の話し声を聞いて、玲蘭と歩いていた友人の中山さくらは騒いでいた二年生をチラッと一瞬見つめる。
「すごいわねー、生徒会長様の人気は。」
「さくら!やめてよ。全然、そんな、みんなからキャーキャー言われるような人間じゃないのに...。」
「でも、学年トップはほんとでしょ?」
「う、うん、まぁ。」
「いいな。K校確実合格じゃない。内申点オール5で、生徒会長、約束されたようなもんじゃないの。」
「それは違う!」
「え?」
「体育だけ.....3なの。」
「あー!そうだったね。玲蘭、運痴だもんね。」
2人は昇降口にたどり着いた。
玲蘭が下駄箱を開けると、ラブレターが入っていた。玲蘭はため息をつく。
「お、またですか。今度は誰?」
「女の子...だわ。」
「すごいねー。同性からも。」
そんな会話をしてると、先生の怒号が響いてきた。
市立 春央中学校の生徒会長。
成績優秀で、一、二年生からの信頼も厚い、絵に描いたような優等生の中の優等生。
「あ、来たよ!雨宮先輩だ!」
「超綺麗!目立つよねー。」
「また、学年トップだったんだって。」
「すごーい!私も生徒会入りたかったー!」
「無理無理あんたじゃ票入んないって。」
「煩いなー!」
そんな二年生の話し声を聞いて、玲蘭と歩いていた友人の中山さくらは騒いでいた二年生をチラッと一瞬見つめる。
「すごいわねー、生徒会長様の人気は。」
「さくら!やめてよ。全然、そんな、みんなからキャーキャー言われるような人間じゃないのに...。」
「でも、学年トップはほんとでしょ?」
「う、うん、まぁ。」
「いいな。K校確実合格じゃない。内申点オール5で、生徒会長、約束されたようなもんじゃないの。」
「それは違う!」
「え?」
「体育だけ.....3なの。」
「あー!そうだったね。玲蘭、運痴だもんね。」
2人は昇降口にたどり着いた。
玲蘭が下駄箱を開けると、ラブレターが入っていた。玲蘭はため息をつく。
「お、またですか。今度は誰?」
「女の子...だわ。」
「すごいねー。同性からも。」
そんな会話をしてると、先生の怒号が響いてきた。
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