ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
次にアイザックは雑貨屋に寄った。
店内には女性が好きな小物がたくさん置いてある。アイザックも用事があったので寄ったのだが、あの二人がどうなるのかアイザックは頭が痛かった。どうせ何も話さないのだろう。
(ほんと壊滅的な二人だな。これで結婚とかもう無理じゃない?)
アイザックには二人の意思疎通がどうやって保たれているのか不思議でならなかった。
そうアイザックの予想通り二人の意思疎通など、あってないようなレベルだ。
だが、お互いに愛だけはいっぱいで、なんとか一緒にいる。
雑貨屋でアイザックの用事は5分で終わった。少女がつけるような薄い桃色のリボンを一つ買っただけだ。
後からこれまたのんびり入店したレイラは、一つ一つ店の端からゆっくり見て回っていて、やっと店を半分制覇したところだ。
二人をさらっと視界に収めたアイザックは、これ買い物終わるまで待ってあげた方がいいんだろうなとコミュ強特有の気を利かせる。
せめて面白い会話とかしてくれると暇が潰れるのだが、あの二人はデート中であっても終始無言である。
アイザックはこれまた顔見知りの店員に声をかけて、気を紛らわせた。
「やあ、最近どう?」
「アイザックいらっしゃい。聞いてよ、お貴族様の家で連続放火があったとかでね。これの犯人が」
「物騒な話だね」
もちろん、のっそりカップルの会話に聞き耳は立てたまま。
店内には女性が好きな小物がたくさん置いてある。アイザックも用事があったので寄ったのだが、あの二人がどうなるのかアイザックは頭が痛かった。どうせ何も話さないのだろう。
(ほんと壊滅的な二人だな。これで結婚とかもう無理じゃない?)
アイザックには二人の意思疎通がどうやって保たれているのか不思議でならなかった。
そうアイザックの予想通り二人の意思疎通など、あってないようなレベルだ。
だが、お互いに愛だけはいっぱいで、なんとか一緒にいる。
雑貨屋でアイザックの用事は5分で終わった。少女がつけるような薄い桃色のリボンを一つ買っただけだ。
後からこれまたのんびり入店したレイラは、一つ一つ店の端からゆっくり見て回っていて、やっと店を半分制覇したところだ。
二人をさらっと視界に収めたアイザックは、これ買い物終わるまで待ってあげた方がいいんだろうなとコミュ強特有の気を利かせる。
せめて面白い会話とかしてくれると暇が潰れるのだが、あの二人はデート中であっても終始無言である。
アイザックはこれまた顔見知りの店員に声をかけて、気を紛らわせた。
「やあ、最近どう?」
「アイザックいらっしゃい。聞いてよ、お貴族様の家で連続放火があったとかでね。これの犯人が」
「物騒な話だね」
もちろん、のっそりカップルの会話に聞き耳は立てたまま。