ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─

エイルマー夫人と立派にお喋りし始めたレイラに、一番度肝を抜かれたのはルーカスである。


レイラの表情が誰の目にもわかりやすく口角が1cmほど上がっている。きちんと微笑んでいるように見える!花が千本咲き誇ったよりも輝かしい。


レイラが咲き誇るその姿は、確実にパーティ招待客全員の注目を集めていた。


立ち居振る舞いだけで極上のレイラがついに社交を武器にしたのなら、それはもう神をも凌ぐ存在だ。ルーカスは隣に立ってルーカスの代わりにがんばるレイラに釘付けである。


(何が君をそんなに美しく変えてしまった?)


エイルマー夫人の話に大きく頷いて、わかりやすく反応して、誰もが認める美しさを振りまくレイラを、


ルーカスは隠したくなってしまった。


またむくむくと嫉妬がわき上がる。


レイラを変えたのが何なのか。

知りたくて、知りたくなかった。

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