ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
「俺も2度目の時に徹底的調べ尽くした。
だが結果は同じで『危険は見当たらない』にたどり着く」
「なのにレイラ様は死んでしまう?」
「そうだ。あんなに完璧に護衛していたはずなのに……お前が突然きな臭いと言い出して、死んだレイラを発見する」
ルーカスはソファの前のテーブルに報告書をポイと捨ててしまう。
「死ぬ日だけは2回とも違ったんですよね?」
「そうだ。俺がレイラの亡骸に触れると……時が戻ってしまうところは共通しているが」
アイザックはぽりぽりと頭をかいた。
「あーその話何回も聞いてて思うんですけど」
「なんだ?」
「ルーカス様が犯人では?」