ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─

最初ベルがレイラと仲良くなりたがったのは、リカルドと同じように無表情だったからだ。ベルはレイラにリカルドを重ねていた。


『文通は毎週、贈り物は毎月していただいており、とてもお優しいと聞いていますが』

「あの無表情で何考えているのか謎過ぎるリカルドが?ベル様に?毎月贈り物?3年もかかさず文通?それって完璧好きじゃない……!」


セイディは盲点だったとソファに深く沈み込んで天を仰いだが、数秒で立ち上がった。瞬発力のある女性だ。


「お父様は私が嫁ぐなら第二王子の妻って決めてるみたいだけど、嫁いできてくれるならそれはそれできっとアリだわ」


< 239 / 268 >

この作品をシェア

pagetop