ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
結婚パーティーの主役である二人が見事なダンスを終えると、挨拶回りが始まる。
ルーカスが見回すがまず挨拶すべき兄はおらず、またエイルマー大臣夫妻へと挨拶を始めた。レイラもルーカスに寄り添い、完璧なお辞儀を魅せる。
「ルーカス様、レイラ様、おめでとうございます」
「まぁレイラ様、今日のドレスも本当にお綺麗ですわ。純白がこれほど似合う方はいらっしゃらないわ!」
「ありがとうございます」
ルーカスが結婚を祝われてニヤつく顔を、王族の嗜みとして収めていると夫人がレイラに話しかける。先のパーティでレイラと話せる間柄になったと思われているのだ。
「レイラ様、今日もお話していただけますの?私、楽しみにしておりましたのよ」
レイラは準備運動してきた表情筋でささやか、ほんのささやかに微笑んだが、口は開かなかった。
ルーカスが身体に無理はしないで欲しいと言った。パーティのたびに前借りで話して全力で挑んで倒れていたら、第二王子の隣は続けられない。
レイラが後ろを付かず離れずついて来る護衛騎士アイザックに手を出すと、アイザックが薄い桃色の便せんを取り出してレイラに渡した。レイラが宛名を確認して、丁寧に夫人の手を取って渡す。
「え?お手紙を頂けますの?ここで?」
ルーカスが見回すがまず挨拶すべき兄はおらず、またエイルマー大臣夫妻へと挨拶を始めた。レイラもルーカスに寄り添い、完璧なお辞儀を魅せる。
「ルーカス様、レイラ様、おめでとうございます」
「まぁレイラ様、今日のドレスも本当にお綺麗ですわ。純白がこれほど似合う方はいらっしゃらないわ!」
「ありがとうございます」
ルーカスが結婚を祝われてニヤつく顔を、王族の嗜みとして収めていると夫人がレイラに話しかける。先のパーティでレイラと話せる間柄になったと思われているのだ。
「レイラ様、今日もお話していただけますの?私、楽しみにしておりましたのよ」
レイラは準備運動してきた表情筋でささやか、ほんのささやかに微笑んだが、口は開かなかった。
ルーカスが身体に無理はしないで欲しいと言った。パーティのたびに前借りで話して全力で挑んで倒れていたら、第二王子の隣は続けられない。
レイラが後ろを付かず離れずついて来る護衛騎士アイザックに手を出すと、アイザックが薄い桃色の便せんを取り出してレイラに渡した。レイラが宛名を確認して、丁寧に夫人の手を取って渡す。
「え?お手紙を頂けますの?ここで?」