ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
ルーカスがレイラを抱き上げてベッドに運んでいく。ベッドに仰向けに寝転がったレイラの上に跨り、正装をゆるめていくルーカスにレイラは目を奪われる。
(なんて、お優しくて美しくて……愛しいお方なのかしら)
どんなに言葉が拙くても、ポンコツで空回っていても、ルーカスはいつだって真摯で愚直過ぎるほどにレイラを守ってきた。
そんな愛深い彼の隣を許されて、レイラは本当に、幸せだった。レイラもルーカスが疑いようもないほどに愛を伝え続けると誓う。
レイラは両手を広げてルーカスを求めた。
今日の一文をルーカスに贈る。パーティでも使わず、大事に大事に温めてきた言葉は、美しい声にのってルーカスを誘った。
「ルーカス様、貴方の妻を抱いてくださいませ」