ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─


ルーカスと交わっちゃう花嫁修業を秒で想像したレイラは大いに脳内で切り返した。


同じ部屋で寝るなんて宣言して触れないだなんて、やっぱりルーカスはレイラのことを嫌いなのだ。レイラの脳内がまた明後日の方向へと走りだす。


「もう、何が正しいのかわからなくて」


耳先の熱さを収めたルーカスは急に神妙な様子で、己のつま先に視線を落とした。


(過去2回、レイラが死ぬ日は同じではなかった。もういつ、殺人が起こるのか予測できない。

毎夜、側で護衛するしかない。


だが、護衛騎士がレイラの部屋に夜通しいるのは気が悪い)



ルーカスが厳しく真面目な声で告げる。



「君には迷惑な話だろうが、やれることは全部やらせてもらう」

(それはヤるのかヤらないのか、どちらなのでしょうか?!)

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