ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
まるで無表情のレイラだが、通常より二倍ほど瞬きが増えた。その瞬きの多さを珍しく発見することに成功したルーカスが、思わずふっと笑った。
「言った通り、寒かっただろ?」
レイラは倍速瞬きのままコクンと頷いた。ルーカスは口を押さえてクスクス笑う。
(笑った!!ルーカス様が笑ったわ!)
「突然外に行きたいと言うから、なぜかと思ったが」