ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
元気に挨拶して出て行くアイザックに、真顔で返事をする。レイラの返事とは、外からすると睨んだままだんまり無視だ。
フランクさの欠片もないこの態度に気を悪くする侍女もいる。だが、実はこれが高貴なる令嬢の正しい態度である。
アイザックはそれを理解しているのかわからないが、気にする様子もなくずっと話しかけてくる。
「レイラ様、ただいまでーす!異常ありました。
きな臭いです。帰りましょう!」
(え?!!)