ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
にこりと人好きのする笑顔を見せたアイザックは、レイラをひょいと肩に担いでしまった。
(えぇええ?!!や、恥ずかしいわやめて!)
無言のレイラはアイザックの肩や顔を押し返そうとするが、アイザックはケラケラ笑うだけだ。
「軽すぎて、か弱過ぎて驚きました」
(え?!何この人、全く人の話を聞きませんわ?!)
レイラは珍獣を発見した気持ちでアイザックを見たが、レイラは話どころか一言も発していない。
(ルーカス様?!この護衛騎士は大丈夫なのですか?!)