ループ3周目の第二王子様!─溺愛同棲ルートに連れ込んで、無表情無口令嬢を泥デロ幸せにするまで─
レイラはコクンと頷いた。イエスかノーかの問いであれば幾分かスムーズに事が運ぶことにルーカスは気がついた。
ルーカスは見たくて堪らなかった青い封筒の中身を貪り読んだ。
吐き気がする文言だった。
『お姉様、いつも麗しく存じます。貴女のことが愛おし過ぎて食べてしまいたいです』
今すぐに破り捨ててやりたい衝動をルーカスはぐっとこらえる。
レイラが優雅に立ち上がり、書き物机に向かった。引き出しから王城に越してきてから届いた青い封筒の束を取り出し、ルーカスに渡す。
『お姉様、今日もお美しいですね。貴女のことが愛おし過ぎて閉じ込めてしまいたいです』
『お姉様、いつも女神のようです。貴女のことが愛おし過ぎて髪の毛一本でいいので飲ませて欲しいです』
『お姉様……』