大学で先輩に告白されたら、愛を教えてくれました
すると、先輩が一ミリ離れていた手で、私の頬に触れた。


「でも、駄目だね。君のことをそれから目で追うたびに、君の周りの一人じゃなくて、君の特別になりたくなってた」


先輩が私の頬に触れている手の上にキスをした。

直接頬にキスされたわけじゃないのに、顔が熱くなるのを感じる。


「美優ちゃんに、キスしたい。いつか、絶対にする。君に出会って、俺は諦めが悪くなったみたい」


先輩が優しく微笑んだ。
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