竜王の一途な溺愛~私が前世で孵した卵は竜王の卵でした!?~
「あいさせて、くれ、て、ありがと……」
違う、違うよ、エリー。
ありがとうと、感謝するのは僕のほうだ。
あなたと出会えてうれしかった、あなたと暮らせて毎日が楽しかった。
あなたを愛せて幸せだったのは僕だ。
だから、ねえ、あなた。エリー。
僕のことを、叱って。
命より優先すべき番を、あなたを守れなくて情けないって、怒ってよ。
エリー。
「あいして……る……」