時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
でも、お父様とか他の人のは見えないから、余計に分からないわ。
疲れていて、幻覚が見えているのかしら……?
「ねぇ、イクス。私の頭の上に何か見える?」
「?いえ、何も見えません」
私の頭の上には何もないみたいだった。
やっぱり疲れてるだけかしら……
「あ、着いたわ。ここが公爵家・私の家よ」
そんなことを考えていたら、公爵家に着いた。
すぐにイクスに説明する。
「大きいですね」
「まぁ、私の家は一応公爵家だから。この帝国では公爵家は2つしかないもの」
そんな公爵家の私は落ちこぼれだけれど、ね。
まぁ、それを説明する必要はないわ。
私だって、変えようとは思ってるんだから。