時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
「こんな私を変えたいと思ったんです。今までの私に嫌気が差した。その男は権力を振りかざすような男で、まるで私のようでした。だから、見ていられなかったんです」
そんなお父様に正直に理由を話した。
「ミルフィー……」
私の言葉に驚愕に満ちた顔を向けた。
まぁ、当然ね。
今までそんなことを気にせず、いろいろやらかしてきたんだから。
「私は彼を私の専属の従者兼護衛にしようと思っています。私だってたまには外に出たいですし、そういう時私には今まで護衛がいなかったので、公爵家にいる騎士は私に仕えたくないでしょうし、私は彼がいいんです。お父様、駄目ですか?」
お父様は悩んでおられる様子で、なかなか返事をくれない。