時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
「はい、分かりました」
そう言って頷くイクス。
何だか意外だわ。
今日会ったばかりだというのに、こうも従順なんて……
あの貴族のこと男の言うことには反抗的な目を向けていたみたいだし。
それだけあの貴族の元で働くのが嫌だったのかしら……
「それじゃあ、イクス。今から練習場へ行きましょう」
「練習場、ですか」
「えぇ、イクスには私の護衛もしてもらうことになるから。イクスの実力がどれくらいか知らないけど、あなたの実力がどれくはいか知らないけど、強くなるために鍛錬しないとね」
1番は護衛という名目でお父様の許可を得てるだろうから。
頑張ってもらわないとね。