時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
もうこんなことが起こらないように、そう思いながら釘を刺すと、騎士達は黙り込んだ。
まぁ、これで多分大丈夫でしょう。
でも、少し心配だから、出来るだけ様子を見に来るようにしようかしら。
今日はせっかくだし、このまま練習を見せてもらいましょう。
「今日はこのまま鍛錬している様子を見せてもらうから。やりづらいでしょうけれど、我慢してちょうだい」
そう言った時の嫌そうな顔。
もう少し隠す努力をしなさいよ……
露骨な顔に呆れてしまった。
「団長のクロヴィスはいるかしら」
「はい、クロヴィスは私です」
イクスには師がいる。
そうなると、1番いいのは団長のクロヴィスだった。