時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
もし、やめてと言われたらすぐにやめるつもりでいるけど……
よかった、嫌じゃないみたいね……
「嬉しいです。もっと頑張ってご主人様の役に立ったら、またご褒美をくれますか?」
「えぇ、もちろん」
「じゃあ、もっと頑張ります」
ふふ、今は何だかイクスが犬みたいに見える。
こういう面もあるのね。
「期待してるわよ、イクス」
イクスに笑いかけると、ぼーっとしている顔で私の方を見ていた。
どうしたのかしら……?
あ、もしかしたら、笑顔が気持ち悪かったとか……?
だったら、ショックだわ。
私にしてはまぁまぁと笑顔だったのに。