時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
*
目を覚ますと、私はベットの上にいた。
ここがどこだか見覚えがありすぎる。
私の部屋だわ……
さっきまで私は殺されかけていたのに、どうして部屋に……
それとも、まさかさっきのは夢……?
「ミルフィー様、失礼いたします」
混乱していると、侍女のマイラが入ってきた。
「マイラ……」
「どうなさいました?顔色が悪いですが……」
マイラは私を気にかけてくれていた方だった。
でも、マイラは確か私が17歳の時に嫁いでいったはず。
どうして、ここにいるの……?
まさか、時間が巻き戻っているとか……?
「マイラ、今は何年何月何日?」
マイラの問いかけを無視して聞いたら、訝しげな表情をされる。
でも、すぐに答えてくれた。
「帝国暦258年3月18日でございます」