時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
「ごめんなさい、イクス。少しぼーっとしてて。まだ行く準備ができていないから、イクスは部屋の外で少しの間待ってなさい。私もなるべく早く準備をするから」
「はい」
私の言葉に頷いて、部屋を出た。
早く準備をしないとね……
それからに私は最短で出かける準備をした。
「イクス、入っていいわよ」
イクスに入るよう促すと、入ってきた。
イクスは私の姿を視界に捉えると、何故か目を見張った。
ピロンと音がして51%になる。
何なのかしら……?
「イクス?」
不思議に思った私が呼びかけると、はっとしたような顔になった。
昨日も笑顔を見せた時、同じような表情をしていたわよね。