時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!


ということは、私は今15歳。


まさか、本当に……


「体調は別に平気よ。それより、何の用……?」


「あ、はい。今日で謹慎が解けるという旨をお伝えにきただけでございます」


謹慎……


私はもう何かを仕出かしているのね……


「分かったわ。伝えにきてくれてありがとう」


お礼を言うと、マイラは驚愕に満ちた顔をした。


まぁ、私はお礼を言ったことなんてなかったから、驚くのも無理はないわ。


「は、はい。あ、それからもう1つございました。公爵様から食堂へ来るようにとのことを仰せつけられています」


「……分かったわ」


お父様との食事……


気が重いわ。


「着替えたら行くから、もう下がってちょうだい」


「かしこまりました」

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