時間が巻き戻って、心を入れ替えた悪役令嬢は何故か愛されるようになりました!
目的地に着くと、トントンと扉を軽くノックしてから部屋に入る。
「おはようございます、お父様」
「……」
一応挨拶をしたけど、いつも通りだわ。
何も返してくださらない。
お父様にとって、やっぱり私はどうでもいい存在なのね……
席に着くと、お父様が食べ始めたのを見た後で、私も黙々と食べ始めた。
こんな雰囲気の中、いつまでもここにいたくない。
「ミルフィー」
唐突に話しかけられたから、少し驚いた。
お父様から話しかけるなんて……