兄のチャラい友達が、私を一途に愛すると言いました
「ねぇ結羽、俺のこと好き?」
「・・・よ」
「うん?」
「大好きですよ」
私は真っ赤な顔で答えた。
もう、ちょっとじゃないくらい大好きです。
私の愛も受け取ってくれますか?
「・・・よ」
「うん?」
「大好きですよ」
私は真っ赤な顔で答えた。
もう、ちょっとじゃないくらい大好きです。
私の愛も受け取ってくれますか?
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【この作品は、第一回デビュー応援コンテスト・テーマ『溺愛×スカッと』応募作品です!】
ずっと私の世界は暗かった。
歴史のある財閥の娘であっても、家族からの愛は得られなかった。
高校を卒業して、家を出るために就職したはずなのに。
「深井さんって暗いよね」
「仕事は好きそうだし、押し付けちゃえば?」
「いいね、どうせ文句も言わないし」
職場でも馴染めずに、ただ毎日を過ごしていた。
そんなある日、我儘な妹がやって来た。
「私、愛のある結婚がしたくなっちゃった!お姉ちゃん、この縁談変わって?」
断れずに、縁談に向かうしかなかった。
これからもずっと苦しいだけの日々が続くはずだったのに……
「陽月。安心して、笑って。もう一人で不安で震えないで」
「やっと陽月に近づけたんだ。俺とちゃんと向き合って。俺と目を合わせて」
「これくらいで大袈裟だね。俺はもっと陽月に近づきたいのに」
「陽月、俺と結婚しませんか?」
暗い世界に明かりが差し込み始めて、私は愛を知る。
【登場人物】
深井 陽月[ふかい ひづき]・・・24歳。深井財閥の令嬢でありながら、虐げられる生活を送っている。優しい性格だが、自分に自信がない。
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「あれ、花耶ちゃん緊張してる?」
「ずっと花耶ちゃんに近づきたかった」
「俺にどれだけ甘えてもいいんだよ」
私の前に現れたその男は姉の友達でした。
何で私を溺愛するんですか?
[登場人物]
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×
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三澄 日和[みすみ ひより]・・・24歳。花耶の姉。風岡とは大学時代からの友達。風岡とはお互いに友達としか思っていない。
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幼い頃に両親は亡くなり、祖母に育てられた。
社会人になって、祖母も高齢で亡くなった。
「黒岩《くろいわ》さん、他に頼れる親族はいる?」
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そんなことなんで上司に聞かれなくちゃいけないの。
「そっか。じゃあ、俺と結婚しないか?」
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「君が好きだから。君は一人ぼっちじゃない」
「早く俺を好きになって」
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[登場人物]
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×
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