人肉病
とても呼吸しているようには見えなかった。
「なにこれ!」
驚いて動画を静止してしまう。
画面はリポーターへ移り変わったところで止まった。
「ちょっと戻そう」
圭太が手を伸ばして動画の下にあるスクロールバーを移動させる。
そこから再生ボタンを押すと、医師が注射をするシーンが映し出された。
「ここだ!」
一瞬で終わる問題のシーンで静止させて画面をマジマジと見つめる。
やはり感染者が生きているようにはみえない。
「安楽死させてるんだ」
圭太がボツリと呟いた。
「安楽死?」
あまり聞き馴染みのない言葉に首をかしげる。
「苦痛を与えずに殺すことだよ。主に余命が短いと診断された患者に行うもので、日本では行われていない医療行為だよ」
「でもこの医師は安楽死させてたよね?」
「なにこれ!」
驚いて動画を静止してしまう。
画面はリポーターへ移り変わったところで止まった。
「ちょっと戻そう」
圭太が手を伸ばして動画の下にあるスクロールバーを移動させる。
そこから再生ボタンを押すと、医師が注射をするシーンが映し出された。
「ここだ!」
一瞬で終わる問題のシーンで静止させて画面をマジマジと見つめる。
やはり感染者が生きているようにはみえない。
「安楽死させてるんだ」
圭太がボツリと呟いた。
「安楽死?」
あまり聞き馴染みのない言葉に首をかしげる。
「苦痛を与えずに殺すことだよ。主に余命が短いと診断された患者に行うもので、日本では行われていない医療行為だよ」
「でもこの医師は安楽死させてたよね?」