人肉病
来た道を振り向いてみたら、放送室が見えた。
あそこならすぐに逃げ込むことができる!
すぐに体を回転させて放送室へと足を向けた。
けれど体は思うように動かず、階段からの足音はどんどん近づいてきている。
その足音の人物はなにか重たいものを引きずっているようで、歩くたびにズル……ズル……と聞こえてくる。
早く逃げなきゃ!
ようやく放送室の前までやってきてドアノブに手をかける。
逃げ込もうとしたとき、ドアに鍵がかけられていることに気がついた。
「なんでこんなときに!」
慌ててしまって大きな声が出る。
すぐに口を塞ぐけれど、階段の誰かには聞こえてしまったかも知れない。
次に近いのは保健室だけれど、そこには麻子がいる。
鍵が閉まっているかもしれないし、開けてもらっている間に誰かがやってくる可能性も高い。
どうすればいいかわからず棒立ちになっている間に、足音が途切れた。
降りてくるのをやめたんだろうか?
そう思ってそっと階段を確認してみた瞬間、ゴロゴロと女子生徒の死体が転がり降ちてきた。
あそこならすぐに逃げ込むことができる!
すぐに体を回転させて放送室へと足を向けた。
けれど体は思うように動かず、階段からの足音はどんどん近づいてきている。
その足音の人物はなにか重たいものを引きずっているようで、歩くたびにズル……ズル……と聞こえてくる。
早く逃げなきゃ!
ようやく放送室の前までやってきてドアノブに手をかける。
逃げ込もうとしたとき、ドアに鍵がかけられていることに気がついた。
「なんでこんなときに!」
慌ててしまって大きな声が出る。
すぐに口を塞ぐけれど、階段の誰かには聞こえてしまったかも知れない。
次に近いのは保健室だけれど、そこには麻子がいる。
鍵が閉まっているかもしれないし、開けてもらっている間に誰かがやってくる可能性も高い。
どうすればいいかわからず棒立ちになっている間に、足音が途切れた。
降りてくるのをやめたんだろうか?
そう思ってそっと階段を確認してみた瞬間、ゴロゴロと女子生徒の死体が転がり降ちてきた。