人肉病
☆☆☆
翌日の朝、7時前に目が覚めた私は枕元のスマホを確認した。
昨日寝る前にユカリに《明日は学校に来られそう?》と、メッセージを入れておいたのだけれど、返事は来ていない。
既読はついているから、気がついているはずだけれど。
やっぱりまだ体調がよくないのかな。
そう思いながらベッドから起き出して洗面所へ向かう。
キッチンではすでに母親が朝食の準備を始めている音が聞こえてくる。
トントンと小気味いいリズムの包丁の音を聞きながら顔を洗い、寝癖を整える。
キッチンへ入っていくと焼きたての卵の匂いが食欲をそそった。
そう言えばユカリは食欲はあったって、先生は言ってたっけ。
「手伝う」
母親に一声かけて食器棚から小皿を取り出し、、フライパンの上で湯気を立てる目玉焼きを取り分けていく。
「ユカリちゃんの具合はどうなの?」
「連絡がなくてわからないんだよね。でも昨日は1人で帰ったみたいだし、たぶん大丈夫だと思うんだけど……」
ユカリが早退したことは昨日の内に母親にも伝えてあった。
「そう。早く元気になるといいわね」
翌日の朝、7時前に目が覚めた私は枕元のスマホを確認した。
昨日寝る前にユカリに《明日は学校に来られそう?》と、メッセージを入れておいたのだけれど、返事は来ていない。
既読はついているから、気がついているはずだけれど。
やっぱりまだ体調がよくないのかな。
そう思いながらベッドから起き出して洗面所へ向かう。
キッチンではすでに母親が朝食の準備を始めている音が聞こえてくる。
トントンと小気味いいリズムの包丁の音を聞きながら顔を洗い、寝癖を整える。
キッチンへ入っていくと焼きたての卵の匂いが食欲をそそった。
そう言えばユカリは食欲はあったって、先生は言ってたっけ。
「手伝う」
母親に一声かけて食器棚から小皿を取り出し、、フライパンの上で湯気を立てる目玉焼きを取り分けていく。
「ユカリちゃんの具合はどうなの?」
「連絡がなくてわからないんだよね。でも昨日は1人で帰ったみたいだし、たぶん大丈夫だと思うんだけど……」
ユカリが早退したことは昨日の内に母親にも伝えてあった。
「そう。早く元気になるといいわね」