人肉病
☆☆☆
寝室のドアを開けると広いベッドの上に圭太が転がっていた。
手足を黒いガムテープでグルグル巻にされて、口も塞がれている。
その光景に思わず飛びついてしまった。
「圭太、大丈夫!?」
私の声に圭太がうっすらと目を開ける。
「なんでこんなことするの!?」
寝室の入り口に立つ直へ向けて叫ぶ。
「普通に質問してもどうせ答えてもらえない。だけどじっくり質問する時間なんてないだろう? この街の人たちはもう8割が感染者なんだ。俺たちの食料はもうほとんど残ってないってことだよ」
「だからって、こんな……!」
私はすぐに口に貼られているガムテープを引き剥がした。
圭太が痛みに顔をしかめ、うめきごえを漏らす。
「圭太、大丈夫?」
再度質問をすると圭太はどうにか頷いてくれた。
それすらもきつそうだ。
「じゃあ、もう1度質問させてもらうよ」
直が圭太に近づいたので警戒する。
寝室のドアを開けると広いベッドの上に圭太が転がっていた。
手足を黒いガムテープでグルグル巻にされて、口も塞がれている。
その光景に思わず飛びついてしまった。
「圭太、大丈夫!?」
私の声に圭太がうっすらと目を開ける。
「なんでこんなことするの!?」
寝室の入り口に立つ直へ向けて叫ぶ。
「普通に質問してもどうせ答えてもらえない。だけどじっくり質問する時間なんてないだろう? この街の人たちはもう8割が感染者なんだ。俺たちの食料はもうほとんど残ってないってことだよ」
「だからって、こんな……!」
私はすぐに口に貼られているガムテープを引き剥がした。
圭太が痛みに顔をしかめ、うめきごえを漏らす。
「圭太、大丈夫?」
再度質問をすると圭太はどうにか頷いてくれた。
それすらもきつそうだ。
「じゃあ、もう1度質問させてもらうよ」
直が圭太に近づいたので警戒する。