人肉病
《薫:こっちは大丈夫だよ! 心配しないで》
とにかく両親を安心させるためにメッセージをかえす。
今のところ自分の身にはなにも起こっていないから、嘘はついていない。
でも……。
「ユカリが感染者だったとして、空気感染するとしたら?」
私の疑問に圭太は苦々しい表情を浮かべて首を左右に振った。
「わからない。感染力の問題だってあるだろうし、感染したからといって全員が発症するかどうかもわからないんだから」
とにかく情報がなさすぎるんだ。
だからこそ、自衛隊員たちは余計に警戒しているのだろう。
とにかく、ユカリの無事を祈るしかない。
そう考えたとき、急に体がずっしりと重たくなるのを感じた。
とにかく両親を安心させるためにメッセージをかえす。
今のところ自分の身にはなにも起こっていないから、嘘はついていない。
でも……。
「ユカリが感染者だったとして、空気感染するとしたら?」
私の疑問に圭太は苦々しい表情を浮かべて首を左右に振った。
「わからない。感染力の問題だってあるだろうし、感染したからといって全員が発症するかどうかもわからないんだから」
とにかく情報がなさすぎるんだ。
だからこそ、自衛隊員たちは余計に警戒しているのだろう。
とにかく、ユカリの無事を祈るしかない。
そう考えたとき、急に体がずっしりと重たくなるのを感じた。