私の担当医。~2~
《すず今日は早く帰る。
帰ったら赤ちゃんのこと話そう。
晩御飯は寿司!何も作らなくていいから》
仕事の日の昼休み
海斗からメッセージが届いていた
《わかった。私も早く帰る》
残業もせず定時でまっすぐ帰った。
部屋に行くと海斗がもう私服に着替えて待ってた。
「おかえり、すず。
準備できたらお寿司屋さん行こうか」
「うん」
私も急いでスーツから私服に着替えて準備した。
もう乗り慣れた海斗のスポーツカー
運転する横顔のかっこよさ
相変わらずで大好き
「体調は?」
見惚れてると
それに気付いたのか
ちらっと私をみて質問してきた
「大丈夫、特に変わらないよ」
「そっか、、、
すずはまだ覚悟決まりそうにないか」
「...うん。
怖くて考えるだけで震える」
「俺は決めてる。
医者として夫としてパパとしてすずと赤ちゃんを全力で支えるし守る。
覚悟はできてる。あとはすずの気持ちだ」
「...」
それからしばらく沈黙が続き
お寿司屋さんに着いた
「よし、入ろう」