私の担当医。~2~

海斗は仕事部屋に行ってなにかもってすぐに戻ってきた。

「これ婚姻届。」

海斗の書くところは全て書いてあった。
驚いた。


「あとはすずが書くだけ。
俺はもう決めてるし揺らいだことない。
大丈夫だから安心しろ。」

「...」

「不安ならいま書け。」

私の前に婚姻届とボールペンを準備してくれた。

「でも...」

そんな急に書けと言われても....
私がせかしたみたいじゃん。

そういう意味で言ったんじゃない

「はやく」

海斗は少し怒った鋭い声で言われて書くしかなくなった。
書くところを教えてもらいながら
空いてるところを埋めて
婚姻届が完成した。

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