S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
和葉は彼の言葉を繰り返す。いつの間にか、そのとおりになってしまった。
(悔しいくらいに、柾樹さんが大好きだ)
柾樹はククッと肩を揺らす。
「あぁ、あれは正しくなかった」
柾樹は左手を和葉の頬に添え、至近距離で視線を合わせた。極上に甘い笑みを浮かべて言う。
「和葉がどれだけ俺を好きになってくれても、俺の愛のほうが重い。それだけは死ぬまで変わらない」
「そんなの、わからないじゃないですか?」
和葉は反論するが、柾樹は幸せそうにほほ笑むばかりだ。
「いや、俺にはわかるんだ」
それから、柾樹はじっと和葉を見つめて言った。
「そういえば、まだ一度も言葉にしたことはなかった気がするな」
「なにをですか?」
「――俺は和葉を愛している」
びっくりして目を瞬く和葉の頬に、彼は甘いキスをする。
「和葉は?」
反対側の頬に唇を寄せながら、柾樹は艶っぽくささやく。
「わ、私も。柾樹さんのことが大好きで――」
勇気を振り絞った和葉の告白をのみ込むように、彼は唇を重ねた。角度を変えて繰り返されるキスはどんどん深く、熱くなっていく。
漏れる吐息が、互いの身体を昂らせる。
柾樹はどさりと和葉の身体をソファに押し倒すと、煽情的な瞳で見おろす。
ニヤリと意地の悪い顔になり、言った。
「この前は強引に襲いかかって悪かった。これでも反省したんだ。だから、今夜は和葉の合意を得ようと思う」
(悔しいくらいに、柾樹さんが大好きだ)
柾樹はククッと肩を揺らす。
「あぁ、あれは正しくなかった」
柾樹は左手を和葉の頬に添え、至近距離で視線を合わせた。極上に甘い笑みを浮かべて言う。
「和葉がどれだけ俺を好きになってくれても、俺の愛のほうが重い。それだけは死ぬまで変わらない」
「そんなの、わからないじゃないですか?」
和葉は反論するが、柾樹は幸せそうにほほ笑むばかりだ。
「いや、俺にはわかるんだ」
それから、柾樹はじっと和葉を見つめて言った。
「そういえば、まだ一度も言葉にしたことはなかった気がするな」
「なにをですか?」
「――俺は和葉を愛している」
びっくりして目を瞬く和葉の頬に、彼は甘いキスをする。
「和葉は?」
反対側の頬に唇を寄せながら、柾樹は艶っぽくささやく。
「わ、私も。柾樹さんのことが大好きで――」
勇気を振り絞った和葉の告白をのみ込むように、彼は唇を重ねた。角度を変えて繰り返されるキスはどんどん深く、熱くなっていく。
漏れる吐息が、互いの身体を昂らせる。
柾樹はどさりと和葉の身体をソファに押し倒すと、煽情的な瞳で見おろす。
ニヤリと意地の悪い顔になり、言った。
「この前は強引に襲いかかって悪かった。これでも反省したんだ。だから、今夜は和葉の合意を得ようと思う」