S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
 脳に直接響かせるような艶のある声で、柾樹がささやく。

「本気を出した俺が、お前を口説き落とせるかどうか」
「円城寺さ――」

 呼びかける和葉の声をのみ込むように、柾樹は強引に唇を重ねてきた。

 勝手で乱暴で……でも、とびきり甘いキスだった。
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