キミはひみつの王子様。─ようこそ、オオカミだらけの男子校へ─
「ンぅ…っ、まって…っ、たいむっ、プリーズぅぅ……っ」
「っ、は、今日だけはカンナに拒否権ないでしょ」
「ふぁ…っ、んんっ、わりといつも…っ」
うれしい、嬉しい、しあわせ、大好き。
無理やりな動きだって頼くんなんだって思うだけで、もうなんでもいい。
「…わりと俺も限界なんだよ。わかって」
「っ…!ふへ、むふ、えへへ~」
「え、デロンデロン再発?…可愛すぎ。今日いっぱい触っていい?我慢したぶん」
「おおおてっ、お手柔らかにおねしゃす…!」
「善処はするよ」
着替えとバスタオル用意しなくちゃ。
ご飯は2人でまたスーパーに寄って買うのもいいね。
それか作ってみる?
わたしの手料理……自信は、ないけどっ!
「あ、待って。たしか琥珀にたくさんキスされたとか言ってたっけ」
「ハッッ!!」
「…予定変更。たぶんカンナが想像してる以上のことするけど、大丈夫だよね?」
「……うん。いっぱい、して?」
どろどろに甘やかして、
どろどろに可愛がってくれて。
誰よりもわたしを女の子扱いしてくれる、
「…ごめん。最後までするかも」
「へっ?」
「俺たちはまるっとセットなんだろ?がんばろーぜ」
「ががっ、がんばろうぜっ!!?」
キミはひみつの王子様───。