青天、哉。




「来ないからてっきりやめるのかと思ったよ」と店長から嫌味を言われた。


「ま、別にやめてもらってもいいけど」とも。


しかし、家賃を稼ぐためには、やめるわけにはいかない。


社会に出れば、こんなこといくらでもあるんだろうなって思う。


それは、学校という小さなコミュニティの中でもあったのだから、尚のこと。


事実、あの頃の私の考えは正しかった。


今日に至るまでに、いろんな仕事を経験したし、その中で中学生の頃を思い出すような、露骨な仲間外しのようなことも経験した。


どのコミュニティの中でもやっていける人はいる。


でも、どのコミュニティでもやっていけない人にも、居場所はある。


そうそう、なくなりはしないのだ。


問題は、そんな居場所を見つけるまで、根気強く生きていられるか、だ。



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